Hilary

映画 聲の形のHilaryのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
3.7


この映画のタイトルには、ショウコとショウヤ2人に当てはまっているのだと感じました。
ショウコは身体的に耳の機能をあまり果たしいない。
ショウヤは学校で浮いていることから、周りの声を聞こうとせず被害妄想してしまう。
直接的に声を聞けない2人に、たくさんの人が関わることで少しずつ、聲の形は違えども想いは伝わっていくのだと思いました。


どうやら私は、母の愛や祖母の愛に弱いようです。
2度泣きました。
1度目はショウヤが母にお金を返し、母がそれを燃やそうとした時。
2度目は祖母がゆづるに自分のためにも生きろと諭した時。
私自身周りに支えられて生きていると強く実感した経験があるからだと思います。

ショウコの母の不器用ながら、必死にショウコを守ろうとする姿勢にも心を打たれました。ショウコの耳のことで沢山の苦労をしてきたのだと考えると、あの不器用さの理由がわかる気がします。


しばらく目を覚まさなかったのに、いきなりあんなに長距離を走れるわけがない!とツッコミを入れたくもなりました(笑)
あと、ゆづるのオレっ娘最高です!かわいい。