感動できる良い話だった。
と、素直に割り切れない所がこの作品の魅力だと思う。
人間は綺麗事じゃ収まらない感情を常に抱えているということを、『聲の形』は包み隠さず表現している。
原作者自身の経験や、実際に身近なところで起こった出来事が生かされているとしか考えられないほど、リアリティがあるのだ。
終始、感情を揺さぶられた。
石井のTシャツのタグが、いつも外から見えているのは、彼が自分のことさえ知ろうとしないことの、現れらしい。
こういう細かい設定がすごく好きだ。
西宮の妹がカメラ越しに、2人(石田と西宮)のやり取りを通訳して、
我々視聴者にも、理解をさせるシーン。
すごくいい描き方だなぁと。
早見沙織の演技力が凄まじい。
それと、青春アニメは、川に飛び込みがち。
過去の記録