老夫婦の息子「ブラームス」の世話を頼まれた女性。
でもブラームスはどう見てもただの不気味な人形。愛しげに人形を抱き、話しかける老婆。何かの冗談かと思って思わず笑っちゃうんだけど、「何笑ってんだこいつ」と怪訝そうに見つめられ……。
しかも老夫婦が要求するブラームスの世話のリスト。
「音楽を聴かせる」「ご飯を食べさせる」「おやすみのキスをする」………当然バカらしく思う女性。しかし老夫婦が出掛けたあと、数々の異常な出来事が彼女を襲う……
というギャグ映画でした。
終始ものものしい雰囲気だけど、真面目にふざけてくる。
もちろんブラームスがホラーチックなことをやらかすんだけど、女性が全然メゲないんだよね。
むしろあなたトトロって言うのね!やっぱ生きてるのね!!みたいなテンションでブラームスに構い倒すから全然怖くない。
監督は、正統派ホラーに見せかけたクソ映画を作りたかったんじゃないのかと思うレベル。
itのラストにも似たやっつけ感はもう笑うしかないです。
ダークフェアリーや永遠の子供たちに全体の雰囲気が似てるので、少なからずギレルモ・デル・トロに影響を受けたのではないかと。