★17世紀のニューイングランド、敬虔なキリスト教徒ファミリーが森の近くに引っ越してきた。
ある日、長女のトマシンが末っ子の赤ちゃんをよちよちしていたところ、魔女に赤ちゃんを攫われてしまう。次々にいなくなる兄弟。疑われるトマシン。どうなるトマシン。
#こういう「グロさ」「音や突然出てくる怖いものでびっくり」に頼らないホラー映画が観たかったんだ……めちゃくちゃ良かった……すごく良かった……這い寄る不気味さ、不穏さ。
#どん曇りの日みたいな、雨の日の室内みたいな、薄暗く温度の低い映像と、
17世紀当時の暮らしぶりの再現が本当に美しい。「綺麗」じゃなくて「美しい」。
暗いおとぎ話を見てるみたい。
#魔女の後ろ姿がとにかく不気味。いや、ただの全裸のおばあさんなんだけど、ただ立ってるだけでこんなに恐ろしさが出せるなんて……。
赤ちゃんの肉と血を淡々と身体に塗りたくったり、何かよく見えなかったけど赤ちゃんの肉と血を塗りたくった杖？木の棒？か何かで自慰してた？（してなかったらとんだ風評被害をごめんやで、おばあちゃん）
とにかく悪魔的な魔女行為してたの、嫌悪感が湧き出に湧き出て、これは魔女狩りどんどんやってほしいわとなった……ヤギの乳を啜ってたのもゾッとしたし……
#弟がトマシンの身体を見て性の目覚めを感じてたところもこう、えもいわれぬ不愉快さがあって良かった。
とにかくね、描かれるひとつひとつのこと、というか映る全てのカットが不穏。
#不穏、不穏なのに、とにかくめちゃくちゃ美しい映画なんだよ！なんなんだ！素晴らしい！
#このクソガキ二人、罪なすりつけ父、えこひいき母ときたらもうね、トマシンやっちまえ！の気持ちでいっぱいでしたよ……
敬虔なクリスチャンなのに、いやいや悪はお前たちだろとなる。トマシンが魔女になってもしゃあなしですわ
#契約にやってきてトマシンの肩に手をかけた悪魔、ちょっとセクシーじゃなかった……？色気を感じてしまった……
#森に全裸のおばあさん・森に全裸の若い女ってビジュアルとしてかなり怖いんだって発見だった。
トマシンが裸で森に歩き去るのすごい気味悪かったし
#延々と見せられるトマシンのくそったれ生活、からの魔女のサバトに参加して物凄くエネルギーに満ちた大笑いをするトマシン。怖い。素晴らしい。
#あのサバトに参加してた魔女の中に、トマシンの一家を襲ってた魔女もいるのかな……
