八咫烏

ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊vsPLA特殊部隊の八咫烏のレビュー・感想・評価

3.5
中国共産党の人民解放軍のPR映画。
愛国心を強める中国では盛り上がり、大人気になった。軍の強化などに自信を強めている様子が分かる。
中国共産党の外交官や報道官が、他国に対して高圧的で敵対的な言動を行うことを数年前から「戦狼」外交と呼ぶのはこの映画から。
まず驚くのは、解放軍のハイテク技術が目立つ。ドローン、腕のつけるタブレット端末、サイバー戦による敵司令部の乗っとり、司令部の机上ホログラム。ハイテク戦への自信が見える。
敵は中国系マフィアが雇ってるネイビーシールズ出身の傭兵たち。どこかの国の軍人ではないが、彼らに「中国を見くびってはいけない」「いづれ敵になるのだ」というセリフを言うあたりは、まさに「戦狼」外交というのに相応しい。
最後、「中国の領土を侵すやつは許さない」の合唱が猛々しい。

アメリカをの凌駕する軍事経済大国化の目標をもってひた走る中国の自信が見える記念碑的な作品。

焼酎を一気飲みするシーン無理やりねじ込まれてたけど(次作にもあった)、一気飲みするのがカッコいいとか男らしいみたいな価値観があるのかな?
八咫烏

八咫烏