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ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊vsPLA特殊部隊のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.3
狙撃手のレン・フェン軍曹(ウージン)は、命令違反を繰り返し懲罰房に入れられていた。 上層部からは厄介者と疎まれる一方、高度なテクニックと的確な判断力で、作戦を成功に導くレンの本質を見抜いた女性司令官ロン・シャオユン中佐は 彼を特殊部隊“戦狼"に引き抜く。 
問題児で構成された“戦狼"は鳴物入りの新人に戦車部隊による手荒い洗礼を施す。しかし、臆することなく立ち向かったレンを部隊は歓迎、数多の厳しい軍事訓練を乗り越え、いつしか“戦狼"はひとつとなる。 しかしそんな彼らを元ネイビー・シールズの傭兵部隊が急襲する。 その背後には、巨大麻薬組織の陰謀と復讐があった。
ジェット・リー、ドニー・イェンに続く中華圏第3のスター・ウージンが、監督主演したコンバットアクション大作。
実際に使われている軍事装備を撮影に使い、人民解放軍や特殊部隊「戦狼」やネイビーシールズそれぞれの戦場格闘技や射撃術や戦略など徹底的にリアリティーにこだわったコンバットアクションが、見所。スナイパーや囮部隊やトラップに対する対処の仕方、戦闘での射撃戦など、敵の動きを読みつつ攻撃する戦略的なコンバットアクションは、生々しい戦場を体験するような戦慄と迫力がある。
クライマックスのウージンとスコット・アドキンスのバトルは、カランビットナイフや鋭い蹴り技を生かした迫力満点な戦場格闘バトルでスリリングだし、ウージンの初監督と思えないシャープな演出も痛快なコンバットアクション映画。
似たタイプの坂口拓主演コンバットアクション映画「RE:BORN」と比べると、戦争の表と裏が分かり、そういう意味でも楽しめる映画です。
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