『チャーリーとチョコレート工場』『魔女がいっぱい』の原作者ロアルド・ダールの小説を実写化したテレビ映画。
脚本と製作総指揮として、『アバウト・タイム』のリチャード・カーティスが参加している作品。
同じアパートの階下に住むシルバーさんに恋している、オクテな主人公ホッピーさんの恋の行く末を描くロマンティックコメディ。
主演はダスティン・ホフマン、相手役はジュディ・デンチ。ストーリーテラーはジェームズ・コーデン。
これまで観てきたジュディ・デンチ出演作がほぼ威厳のある役だったんだけど。
今作はひたすらチャーミングでキュート。
可愛らしくてビックリ。そういう意味では新鮮だった。
年齢的にはご老人のラブコメ。
でも恋する相手の幸せを願って奮闘するホッピーさんが可愛らしくて、年齢関係なく楽しめるラブコメディ。（やっていることはストーカーちっくだけど笑）
美術や色彩も美しく、気軽にサクッと観るのにちょうど良いコメディだった。
ところで、リチャード・カーティスが参加する作品って、『YESTERDAY』と言い、
「いくらラブコメとはいえ、出てくる恋人が男性にとって都合良すぎない？」
と思っていたんだけれど。
リチャード・カーティス、もしかして、若い女性だけをターゲットにしたようなラブコメの男女逆転バージョンを作ってるのかな？
今作はさらに、「恋は若者、美男美女＆陽キャだけのものじゃないよ！」と突きつけてくる感じ。
そう言う意味で、自分の中で「恋愛」もののコメディとしてはそこまで評価高くない『YESTERDAY』（音楽映画としては好き）を観直したくなった。
