優しく穏やかな独り身のホッピー。彼が愛するものは二つ。一つは彼が育てている花。もう一つは彼の下の階に住むシルバー。彼女が引っ越してきて初めてエレベーターで会ってから一目惚れのホッピー。なんとか彼女の心を掴もうとするホッピーは、彼女が飼うカメの成長を助けることにしたが、その驚くべき方法とは。－－
一目惚れした女性を振り向かせるためにあれこれ考えを巡らせるおじいちゃんの話。
でもホッピーさんはすごくシャイだからシルバーさんを食事にも誘えない。観ててすごく焦れったいけど、可愛らしい。
カメ100匹を飼ってまで実らせたい恋。自分にはできないかな、カメの移動方法を含め(笑)
ストーリーがホッピーでもシルバーでもない第三者からの目線でストーリーが進んでいるところもよかった気がする。第三者が語ることでホッピーの心の動きがよく伝わった。その正体が最後に明かされて、「そこで繋がるのね。」って感じでした。伏線とは言わないけど、ちゃんと登場する人も考えられてた。
ベランダに咲く花も映えるし、お互いに好意を寄せつつ、相手になかなか気づいてもらえない、もどかしさも愛おしくなる。心が温まりました。
