鍋レモン

素敵なウソの恋まじないの鍋レモンのレビュー・感想・評価

素敵なウソの恋まじない(2014年製作の映画)
4.3
⚪概要とあらすじ
ロアルド・ダールの児童向け小説「ことっとスタート」を、ダスティン・ホフマン&ジュディ・デンチ共演でテレビ映画として実写化したハートウォーミングなラブストーリー。

内気で心優しい老人ホッピーさんは、アパートの下の階に住む女性シルバーさんに恋をするが、思いを打ち明ける勇気が持てずにいた。そんなある日、シルバーさんがペットのカメの成長が遅いことを心配していると知ったホッピーさんは、彼女を喜ばせるために100匹ものカメを買い集め、彼女のカメを少しずつ大きなものに取り替えていくが...。

⚪セリフ
「愛の代償か」

⚪感想
ジェームズ・コーデンの語りに合わせながら物語が進んでいく可愛くて奇妙で不思議で温かいラブストーリー作品。

ところどころ笑えるコメディ要素が詰まっていて、何回も「そっちかーい!!」「なんでー!!」って突っ込んでは笑ってた。

ダスティン・ホフマンは『パピヨン』でのイメージが強かったけど、こんな冴えない男性役も似合うのかと驚き。
主人公のポッピーさん優しいけど冴えなくてシャイで本当に可愛い。
老後の幸せしか見えん。

恋の相手のシルバーさんはジュディ・デンチで安定感がある。

いくつになっても恋はきらきらしていて可愛いし、ピュアな感じがまた好き。簡単には行かないけれど何だかんだめちゃくちゃ幸せそう。
でも愛の代償は大きかった。

主人公のお隣のプリングルさんがとにかくムカつく。
めちゃくちゃ恋路を邪魔してくる。

マンションだったり、部屋だったり、服がオシャレで色使いが可愛い。
それを観るだけでもウキウキする。

そこの物語そこに繋がっていたのね!!っと色々驚きの展開で面白かった。

元が児童文学なだけあって優しいし、癒される。
『チャーリーとチョコレート工場』の原作も同じ方。

とにかく癒し度高めの最後は感動。

みんな可愛いし、綺麗な映画。



⚪以下ネタバレ



ホッピーさんは下の階に住むシルバーさんに一目惚れ。ベランダから話しかけるので精一杯だったがシルバーさんがカメを飼い始めたことで変わり始める。カメのアルフィーはシルバーさんの愛情をたっぷり受けて育つがなかなか大きくならない。そこでホッピーさんは解決しようとカメが大きくなる呪文をシルバーさんに教える。ホッピーさんはその裏でペットショップでカメを買い込みアルフィーより少し大きなカメをすり替えていく。

カメを入れ替えるための釣竿がハイテク。そしてホッピーさんの優しさが部分に溢れている。亀を捕まえるところにちゃんとスポンジとかついてる。

カメが大きくなった喜びでシルバーさんがホッピーさんを招待するんだけどドアの閉め忘れでカメが抜けだして、それをプリングルスさんがシルバーさんに届けてしまい、シルバーさんは激怒。ホッピーさんはプロポーズも失敗し、プリングルスさんとシルバーさんが仲を深めたので引越しへ。
引越し直前シルバーさんがホッピーさんの所へ訪れホッピーさんのしたことは自分を思ってしてくれたのだと思い納得する。プロポーズにイエスの返事をする。

実はシルバーさんもホッピーさんのことが気になっていて偶然を装って待ち伏せしていたのめちゃくちゃに可愛い。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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