1861年に実際に起きた事件をベースにした、
アンソニー・マン監督による、【クライム・サスペンス】。
リンカーン暗殺計画の情報を得た一人の警官、ジョン・ケネディ(ディック・パウエル)。
それを阻止しようと列車に乗り込むが、様々な事件が彼の行く手をさえぎる…。
原題がトールだけに縦長にスクロールして消えていくOPクレジットは、【スター・ウォーズ】を先駆けていた。
トレイン内という限られた閉鎖的な空間(密室)が舞台のサスペンスは、翌年の傑作、【その女を殺せ】に始まり、、
現在までどれくらい製作されただろうか、、
舞台が限られてるからこその面白さで、最早1つのジャンルと言えそうだ。
本作、一番の特徴は、ギスギスしていないという事。
主人公キャラ(停職刑事)から始まり、乗車券は手に入らない、乗客ではブルジョワジーや大佐、マセた子供とのやり取りにユーモアがある。と言っても絶妙で、コメディには寄せていない、緊迫感も用意。
停車時、トレイン外も見せ場(変化)を作っているのは良い。
犯人が車内で何をするかでは無い。
暗殺者を見つけ出して暗殺を阻止する内容で、怪しい人物は少ないし、犯人に意外性等も無い。
それに注力していない脚本。
クライマックスの 車両連結部での格闘 は見どころ。
実話ベースという事で、不自然に破綻もしないが、地味で 皮肉 なオチではある。
ラストの会話も良い。
ん⁈
タイトルの意味、、そういう事かぁ。
*11月に上映されるって事で、トレインついでに、、
https://youtu.be/6i3XJQ3d-YQ