あきしげ

ラバランチュラ 全員出動!のあきしげのレビュー・感想・評価

3.0
コメディ映画シリーズが再集結した巨大溶岩グモが襲う映画。

良かった点。

・ポリスアカデミーの軽いノリ
・映画の力が街を救う熱いノリ
・B級映画の典型的な緩いノリ

悪かった点。

・ポリスアカデミーのメンバーの登場が短い
・ラバランチュラの設定が強すぎる気がする

『ポリスアカデミー』を知っているかで変わる。
本作はそれを前提として構築している展開です。

主人公を演じたスティーヴ・グッテンバーグ。
『ポリスアカデミー』では上司をからかう役。
最終的にはリーダーシップを発揮し解決する。
本作ではセルフパロディのような役であった。

終盤に活躍する特殊効果のスタッフのベテラン。
マイケル・ウィンスローとマリオン・ラムジー。
この二人はかつてのキャラクターを出している。
マイケル・ウィンスローは声帯模写を披露する。
マリオン・ラムジーはブチ切れて銃を乱射する。

ちょい役でレスリー・イースターブルックが登場。
かつての巨乳美人教官は近所のおばちゃんになる。

このように本作は『ポリスアカデミー』の懐かしさがある。
それに加えて、映画の特殊効果で街を救う熱い展開がある。

内容としては80年代や90年代のノリ。
今では古臭いだろうが、どこか懐かしい。

基本的に本作はバカ映画の類なので細かい部分は無視。
登場するラバランチュラは二つの脅威が同時に襲う虫。
巨大なクモという時点で強いが、それに高温の溶岩も。
明らかに設定が強すぎるけど、劇中でマイルドになる。

本作は終盤にすべてが詰まっていると言っても過言じゃない。
その為、ここに来るまで時間稼ぎとも言える感じとなります。
やはり、『ポリスアカデミー』の三人が揃うと面白さが違う。
溜めに溜めた展開ですが、もっとそのやり取りが欲しかった。

そして、『シャークネード』のフィン。
コルトンと握手を交わしたシーンがとても熱い。
いつか『シャークネード』との競演があるかも。
そうなったらかなり熱い展開だろうな。
あきしげ

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