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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘いのapapattiのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ざっとメモ

・1991年 オレンジ革命 民衆が選挙結果を覆す
・親ロシア派の再度の台頭により、再びEUとの決別
・2013年フェイスブックの呼びかけで広場に群衆が集まった
・9日間にわたり群衆が詰めかけたが、EU加盟は破談 シュプレヒコール
・警察との武力衝突
・広場の防衛隊など様々なナレッジ
・ヘルメットの禁止令がでてみんな鍋をかぶった
・武装蜂起の結果死者が出た
・親ロシア派の大統領が亡命し、EU加盟を民衆が勝ち取った


やや冷笑的な意見ととらえられてしまうかもしれないけど、これは成功体験として学ぶべきものなのだろうか、という疑念はある。

なんで殺されなきゃいけなかったの!という怒りは真っ当だが、武装を選択したのは広場に集まった民衆の選択であったとは言えてしまう。
憎悪の連鎖という点では、警察側の意見もあったはずだし、政治家側の意図は完全に描かれていないという非常に一面的な内容ではあった。
かなり無茶な制圧をしていたし、あまりにも横暴ではあった、という程度の差はあったにせよ。

一方で、民衆の蜂起が大統領を亡命に追い込み、政権の方針を転換させたというのはすごいことだと思う。
自由の代償を払う覚悟というものもまたすさまじいものであっただろう。

武力侵攻の前には対話も届かない。
対話のためには同程度の暴は必要ということになってしまうのか。
すべての国は武装せねばならないのか?

日本もか?
自由を勝ち取るための対話のテーブルに着くためには武力が必要なのか?

僕は戦争に行きたくないと思うのに?
どうやって武力を担保するというのか?誰がやってくれるのか?

個人の単位で考えた時に、何ができるのだろうか。
それはシュプレヒコールをあげることか?他にはないのか?

わからんなぁ。。
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