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ぼくは明日、昨日のきみとデートするのmygのレビュー・感想・評価

3.0
昨今、高校生のラブストーリー作品が多かった中、久々に大学生の(SF要素も入りつつ)甘い純愛ストーリー。

時間軸の流れと男女の関係が結びついている映画で本作の展開と一番設定が似ている作品は、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』だろうか。アニメなら他にも色々あるかもしれない。

全然期待していなかったけど、思いのほか意外性があってよかったかも。

鑑賞後、七月隆文氏の原作を拝読。映画を観たので設定を知っているのにもかかわらず、残りのページ数が少なくなるにつれて、「終わらないで〜」と切ない気持ちになってしまう。本で読むと、「端と端を結んだ輪になって…」というあの言葉の意味が、終始に繋がりを持ち、感慨深く、心に温かく残る。

映画の舞台になっている駅は、自身の下宿先の電車沿線の停留所だったので、純粋に親近感が湧いた。

せっかくなので、京都がらみで『古都』も観ようかなと思う。 
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