歩葉戸路素

シャークトパスVS狼鯨の歩葉戸路素のレビュー・感想・評価

シャークトパスVS狼鯨(2015年製作の映画)
5.0
サメ+タコの改造シャークことシャークトパスのシリーズ第三弾
コレが一番アホらしくてZ級の風格があるのでレビューしました

一作目は風変わりなB級サメ映画
二作目は超面白いVS系モンスター映画
と来てまさかかの三作目でクオリティが逆方向に加速してしまいました
(いやCGは最初からゴミなんだけどね)

今までは割とまともなキャラと世界観でしたが今回はまともな人間が殆ど存在しません、気狂いだらけです(あれ?いつものコーマン映画じゃ…?)
登場人物が気狂いだらけの『リトルショップオブホラーズ』、悪趣味な『血のバケツ』辺り好きでしたらハマるかもしれません
製作を担当しているコーマンの作家性や趣味が前面に出ていると思いますね

個人的に好きなキャラは『ブードゥ魔術を使う黒人市長』『巨乳マッドサイエンティスト』『俳優が死んでも撮り続けるTV監督』辺りですね主人公と相棒も良かった

しかしこの映画の欠点『人間共がアホすぎてシャークトパスが空気になってる』のに繋がってる気がします
正直シャークトパスの攻撃より市長のブードゥの呪い攻撃の方がインパクトあって笑えましたし…
あと主人公がバケモノの狼鯨を見て一瞬で『狼鯨は元人間でしかも野球選手だから奴は野球場へ向かうゾ!』と超速理解する場面も笑いました、洞察力半端ねェ…

それから狼鯨のデザインが完全にキャラクター化されていて愛嬌あります
それがシリーズ人気キャラのシャークトパスとリーグで戦うのです
ポケモンバトルかな?
もうこれ実写版ポケモンでいいんじゃないか?と思うくらいポケモンバトルでした

戦闘シーンも多いしバカバカしくて好きなZ級サメ映画ですね
歩葉戸路素

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