ボブおじさん

卒業白書のボブおじさんのレビュー・感想・評価

卒業白書(1983年製作の映画)
3.0
走行中の地下鉄で女性とエッチせよ‼︎
これは、高校生にはなかなかに難易度が高い💦あのイーサン・ハントでも腰が引ける、初めての「ミッション:インポッシブル」😅

当時この映画を見てトム・クルーズがハリウッドの頂点に立つことを予想できた人は、どれくらいいただろうか?

自分は、リアルタイムで前年に公開された「アウトサイダー」を見ているが、ハリウッドの次世代スターの見本市の様な顔ぶれの中で、トム・クルーズは完全に埋もれていた。

当時話題となっていたのもC・卜ーマス・ハウエル、マット・ディロン、ダイアン・レイン、ラルフ・マッチオ、エミリオ・エステヴェスなどで、トム・クルーズのことは記憶にない😅

やはり、この映画の3年後の「トップガン」の大ヒットが全てを変えたということだろう。本人の才能や努力はもちろん大切だが、作品との出会いがいかに役者にとって重要かということを思い知らされる!
短髪・制服・ライバルそしてビーチバレー😊

毎年泡の様に生まれては消えていくハリウッドスターの卵たち。まだその中の1人に過ぎなかった若き日のトム・クルーズが主演した青春コメディ。

親の旅行中、はめを外して父の大事な車を壊してしまった高校生が、修理代を稼ぐためコールガールを集めた会費制パーティーを開くのだが…。

トム・クルーズが〝白ブリーフと白ソックス姿〟でノリノリで歌い踊るという伝説のシーン以外に見るべきところは特に無い😅

セクシーな売春婦のヒロイン役に扮したレベッカ・デモーネイは当時23歳、トム・クルーズは20歳という初々しさ😊

「Risky Business」で一晩で大金を稼いだ後にデモーネイが言う台詞が気が利いている。〝私たち10年後は大物になってるわよ!〟

その言葉通りデモーネイは「ゆりかごを揺らす手」のヒットでスターになり、その後も「アイデンティティー」などで活躍した。一方トムは……。

まぁ、今更説明も必要ないか😅

ちなみに冒頭の〝ミッション〟は、無事コンプリートされます😊



〈余談ですが〉
敢えて見る必要のない映画だけど例の〝あのシーン〟だけは一度見ておいても損はない!安心してください、はいてますよ🫣

一度でもあのシーンを見ておけば、例え彼が音速の壁を越えようが、不可能な任務を完遂しようが、宇宙からの敵と戦おうが。

〝あの時の苦労が報われたよな、トム!〟
と何故だか上から目線で思えてしまうという特典だけは手に入れられます😅