「パリジェンヌ」(1961年、仏)のイタリア版といったところ、9話からなるオムニバス形式の艶笑喜劇。
第一話 「案ずれば損をする」←物語の何かの伏線かと思ったら、そんな事まるで無く唖然、呆然。早トチリの話だが、まぁ、あり得ん。
第二話 「おもて笑顔でうちしかめっ面」←おしゃべり男のひたすら五月蝿い話。一番、面白くなかった。
第三話 「よその女房を寝取るよろこび」←あり得ん2(笑)。
第四話 「ミイラとり」←シチリアだったら蜂の巣にしただろう、薄情な兄だ。
第五話 「結婚式風景」←皮肉っぽいけど、只、それだけ。
第六話 「高級パン助と無賃乗車」←セコい男の話、二番目に面白くなかった。
第七話 「知らぬは亭主ばかりなり」←オメデタイ囚人の話。
第八話 「女のはらいもの」←有閑マダム。
第九話 「じらしにじらす結果は」←過ぎたるは及ばざるが如し、シルヴァ・コシナを見るだけの話。
只、「パリジェンヌ」はパリの女の強かさをコミカルに描いて面白かったけど、こちらは、さして面白いとは思えませんでした。純粋に話として面白かったのは第7話くらい。
7話ジャンヌ・ヴァレリー、8話エレオノラ・ロッシ=ドラーゴ、9話シルヴァ・コシナを愛でるだけの作品。