エヴォリューションのAckeyのレビュー・感想・評価

あの「エコール」の監督、ルシール・アザリロヴィックの作品。エコールの少女しか登場しないというのとは反対に、今度は少年がメイン。
まだ何色にも染まっていない少年を「媒体」とし、それを監視する「母親」。
「進化」を誕生させる。
これを見事に台詞でもシナリオでもなく、はたまた音楽でもなく、「映像」で魅せていた。
全てが神秘的で、また、とんでもないエグさで表現されている。
この作品はこの人しか作れない、生み出せないもの。
心臓を掴まれた気分だった。