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ロスト・パトロールのmhのレビュー・感想・評価

ロスト・パトロール(2013年製作の映画)
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WW2(イタリア戦線・ゴシックライン)に参加していたブラジル軍の工兵たちのお話。
ブラジル兵だからか、戦闘に不慣れというあたりがポイント。
士官にはリーダーシップが欠如しており、兵士は精神面が弱かった。そのため、地雷の爆発でパニックに陥ってしまう。逃亡兵と間違われてもおかしくないムーブをしてしまったため、その失点を取り戻すため四苦八苦するというのが主なストーリー。
大きな戦闘がないのも特徴で、エンタメ映画にありがちな誇張を排した野心的なシナリオなんだけど、おかげでリアリティが宿ったWW2のいち場面を蘇らせてくれる。
アメリカ軍のため地雷除去をする。→イタリアのパルチザンと合流して、アメリカ軍に連絡。→連絡の行き違いが解消してめでたしめでたしという流れだった。
雪の中を進軍しているブラジル軍兵士たちとか、ブラジル軍兵士に混ざっている黒人兵とか、公用語がポルトガル語なので英語、イタリア語、ドイツ語が喋れず意思疎通に苦労するなど、サラッとやってのけてるのも好印象だった。
面白かった。
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