叡福寺清子

ロスト・パトロールの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

ロスト・パトロール(2013年製作の映画)
3.3
WW2にブラジルが参戦していたことを本作で初めて知る.敵であるドイツ兵にすら言われるくらいに「間違い」じゃないのか.冒頭で参戦の経緯は説明されているがそれでも疑問に思う.
散発的な戦闘が何度かあるだけで,後は歩いて寝て人が集まって幹線道路の地雷を撤去するだけの映画.地味である.睡魔が何度も来た.でも大丈夫.2~3分空白あっても.話ほとんど進まないから.
舞台はイタリアの豪雪地帯.ちょー寒がりとしては観るの辛い.ほら凍傷じゃん,やだよー寒いよー.ブラジル人の陽気さ皆無.地味さに拍車.
でもわかった,地味さはラストへの布石だ.
最も貢献したのに誰からも賛辞を送られなかったブラジル兵,それを知れという作品からのメッセージ.睡魔来たわりにはちょっと感動もしちゃった.不思議な視聴体験であった.
それにしても邦題どうにかならんのか.「47号線」って意味なんだろうけどそれがどうして・・・パトロールですらないし.和製英語で意味不明にするくらいなら原題固定な!って法律制定しねぇかな.