Jeffrey

テンションのJeffreyのレビュー・感想・評価

テンション(1949年製作の映画)
3.0
「テンション」

本作は1950年にジョン・ベリーが監督した91分のフィルムノワールで、この度DVDにて初鑑賞したが面白い。このノワールの魅力は悪女ぶりを披露したオードリー・トッターだろう。楽しげに夫を小馬鹿にしてる様子は印象的だ。さて、物語はドラッグストアの夜番店長の実直な夫は、金持ち男と浮気している妻にまだ未練を持っている。男の下に身を寄せた妻を追いかけ家を訪ねるが、男に暴力を振るわれたことが原因で妻を殺そうと考える。しかし、傲慢な悪妻のために殺人を犯す価値はないと気づいた夫は計画を思いとどまる。ところが、男が突然何者かに殺され、その直後妻が夫の下に帰宅したことから状況が一変する。警察が訪ねてきて、夫は男の姿を初めて知る。そして2人は刑事の追求を受けるが自体は思わぬ展開を見せ始める…と簡単に説明するとこんな感じで、海岸の波が別荘の窓から見える演出で、殺人を犯そうとするショットはスタイリッシュでかっこいい。モノクロのコントラストが映える。
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