しゅん

ウィリーが凱旋するときのしゅんのレビュー・感想・評価

ウィリーが凱旋するとき(1950年製作の映画)
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めちゃ変な映画だった。WW2で活躍する男の話かと思いきや地元の基地配属になって近所から馬鹿にされ出し、海外配属になった途端受動的かつ情けない形で英雄になる。風刺なのかコメディなのか判別がつかない。

前半のジャズバンドにおける足の撮り方、戦地送り出しパーティでのデュエットの様子とか実に快活なんだけど、その快活さがストーリーに全く結びつかない。パラシュートで不時着した途端フランスのレジスタンスに参加する(雰囲気はネオリアリズムを思わせる)突然の展開もあまりに突然の変化。戦時の愛国心を馬鹿にしているのか、多少の愛着を持って撮っているのかどうかもおぼつかない。とにかく変な映画。
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