しゅう

ウィリーが凱旋するときのしゅうのレビュー・感想・評価

ウィリーが凱旋するとき(1950年製作の映画)
3.9
字幕版を鑑賞。

終戦後たったの5年で、これだけ愛国心や兵士の勇敢さとそれを称揚する世間の空気をコケにして笑い飛ばすコメディ映画を作ってしまうジョンフォード恐るべし。

主人公の志願兵を決して活躍させず、最後までボンクラ間抜けのままで手柄を立てさせて凱旋させる事で、逆説的に"戦場の英雄"の空虚さが際立つ皮肉な仕掛け。
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