お金あるよ、チャイニーズ・ファンタジー。
良かった点。
・リー・ビンビンをキレイに
・人間界、魔界、天界の設定
悪かった点。
・絶望的なテンポの悪さ
・CGのデザインがクソ
・中盤以降が大雑把すぎ
最近の中国と香港の合作映画が台頭しています。
『ストームブレイカーズ/妖魔大戦』
『ドラゴン・クロニクル/妖魔塔の伝説』
『西遊記/孫悟空VS白骨夫人』
チャイニーズ・ファンタジーが多くなっている。
その特徴としては金をかけているところ。
中国資本が持て余す金を惜しみなく投入。
その結果、ド派手なCG映像が完成する。
チャイニーズ・ファンタジーはとにかく派手です。
主人公は変身するが、それはフルCGとなります。
かなり金をかけているのが分かるぐらいの割合だ。
しかし、そこには落とし穴があります。
本作のCGの出来が非常に悪いのです。
まるで『デビルマン』のCGを見ているような印象。
主人公の変身後が『デビルマン』に見えて仕方ない。
金をかけるのはいいけど使い方が違う。
もっと良いデザインはあったはずです。
冒頭では色々と設定や世界観の説明をしている。
それが中盤からは意味がなくなってしまいます。
結局は主人公とヒロインの恋愛物語。
人間と妖魔の種族を超えた恋愛物語。
まさに『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』です。
ただし、風情も雰囲気も劣化版です。
比較するのが申し訳ないぐらいです。
それでも、リー・ビンビンはなかなか良い。
彼女をキレイに映そうという演出が目立つ。
男だけじゃなく女も虜にする説得力がある。
これからもチャイニーズ・ファンタジーは猛威を振るうでしょう。