にゃん

死霊館 エンフィールド事件のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

最終的に取り憑いてくる悪魔系ホラー。
エスカレートする怪奇現象は思わず引き寄せられる怖さ。これが実話というのだから驚きだ。
ジャネットがインタビューを受けている時の実際のテープがエンディングで流れたのは正直震えた。本当の話ということが実感できて。悪魔が取り憑くって本当にあるんだ、と。
後半、能力者たちが戻ってきたから良かったけど、もしそのまま去ってしまっていたらあの一家は呪い殺されていたんじゃないかと思うと恐ろしい。

ざっと内容↓
心霊現象が起きる家、特にその家の子供"ジャネット"にはよく見えていて、時折り取り憑かれたりしていた。異常なほどの怪奇現象に悩んだシングルマザーの母はお向かいさんの家に子どもたちを居候させ、霊現象の分かるスタッフに解決を依頼した。教会を動かすには、怪奇現象が本物である確証が必要の為、能力のある女とその旦那が偵察に派遣される。
ジャネットに取り憑いた"ビル"というお爺さんは72歳でリビングの椅子で脳出血の為亡くなったと自分の説明をするも、脅かすのが楽しいから家から出ていかないと主張。
クリスマスの日、ツリーの飾り付けを楽しむ時間に悲劇は起こる。いつもにも増して怪奇現象が起こりキッチンはめちゃくちゃ、そしてジャネットは棚の中の隙間に入り込み取り憑かれていた。その後映像を確認すると、偽装工作するジャネットの姿が。これにより、怪奇現象は補助金を貰うための偽装であると判断され能力者たちは撤退。しかしそれはジャネットがビルに"奴らを家から追い出さなければお前を殺す"と脅されて敢えてしたことだった。
家から去った能力者たち。しかしジャネットが取り憑かれていた時に発した言葉が女の夫は引っかかり、音声を確認する。と、1度目と2度目の取り憑かれた時に最後に発した意味不明の言葉を同時再生すると、"奴が俺を離してくれない、助けて"と。そこで女が透視すると意識の中でビルに会う、そして家から出たくても出られないと話、解放されるためには"生まれて最初に授かるもの"が必要だと謎かけをしてくる。しかし途中で悪魔が現れて透視を阻止してくる。
そこでビルは悪魔の手下に成り下がっており、悪魔にバレないように謎かけみたいな形でヘルプを出していたことに気づく。そして本当は想像よりも深刻な悪魔に取り憑かれた家なんだと女と夫は気づき、急遽あの家に戻る。彼女らが家に着いた時、ジャネットだけが家に残され、家には悪魔の力で入れない状態になっていた。夫が何とか裏口から入りジャネットを見つけるも取り憑かれており、ベランダから身を投げようとしていた。その手を間一髪で掴むも凄い引力によりなかなか引き上げられない。そこに能力者の女が辿り着き、その場でジャネットを操る悪魔の姿を発見。悪魔は名前を言われると言ったものに従わなければならない、それを利用し能力者の女が"ヴァラク"と名前を叫び今すぐ地獄へ帰れ!と叫ぶと悪魔の断末魔と共に一瞬にして悪魔の姿は消えジャネットも解放され無事引き上げるのだった。
悪魔が消えた家。家族はそのままこの家に住み続けたらしい。
にゃん

にゃん