片腕マシンボーイ

不動の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

不動(2011年製作の映画)
3.0
虎牙さん…若頭になっても角瓶の哀しさ

蝶野がヤクザ相手に暴れるよ!と思いきや、ほぼトレーニングしてるだけ、って話

くそっ!続きもんか!本作は序章、抗争が激化すんのは2作目みたいやな…

もう単純に蝶野が主演のヤクザ映画?アホや〜、って興味本位で借りたのに、虎牙さんが出てたワクワク感な!
虎牙さんは蝶野と対立する悪どい組の若頭なんやけどな、虎牙さんみたいな真っ直ぐな男じゃあそんな姑息な組とは合わんのとちゃうか?って心配してたらな、やっぱり組長のやり方に納得いってない様で一悶着ありそうな空気ですわ!
2作目では蝶野のユニットに電撃移籍なんて展開もありそうやな!ウキウキ

他にもなかなかの豪華キャストで松田優や森羅万象といった日本人が中国人を演じています(松田優はクォーターらしいが何人の血が混ざってるんやろうか?)
とはいえ、先日観た「闇金リアルゲーム」のようにわざとらしい片言の日本語で喋ることもなく、普通に日本語を流暢に話します、なんともプロレスらしい大胆さ、ふてぶてしさ、潔さ、中国人らしさといえば手にした柳葉刀くらいで逆に非常に好感が持てますね?

さて本作の見どころ、見た目は全然ヤクザで問題無い蝶野ですが、その生態は完全にアスリートでしてね
朝から組員を叩き起こし早朝マラソン、ドベの組員は竹刀でケツ叩きからのみんなで鍋を囲んでちゃんこタイム…
完全にプロレス団体ですな
その後はしのぎに精を出す訳でもなく組員揃ってトレーニング、筋トレにスパーリング、事務所の中もトレーニング器具でいっぱいでヤクザの事務所には全く見えません…
なんだろ?喧嘩だけで食っていけるヤクザ組織とかあんのかな?

さて1作目ではかろうじてケンカキックをみせたもののいまだシャイニングケンカキックやSTFは温存している蝶野
果たして2作目では敵対するヤクザどもを得意技で締めあげる姿が見られるのか?楽しみです!