音楽業界が消えても音楽はなくならない。
GNPを越える利益を生み出すプロモーター、アーサー・フォーゲルを追ったドキュメンタリー。
『リスクのない成功は無意味だ』という言葉カッコイイな。
公開期間が短かったこともあり劇場に行けなかった本作。できたら映画館の音響で聴きたかったなぁ。好きなアーティストばかり出てくるから見ていて楽しかった。個人的にはボウイからポリスの流れに上がった‼︎『団結できなくても努力はしよう！』という三人に笑いが止まらない（笑）
あんまり知らなかったプロモーターの世界を覗けたのは良かったかな。足を運ぶ際にはそこにも注目したい。
アーティストとの純粋な信頼関係の隙間から見える音楽業界の移り変わり。レコードからCDとなり、配信からライブビジネスへと移っていく。
誰もがSNSで発信できる時代がやってきたけど、コストをかけずにスターが育つのかという警鐘。
煌びやかなステージの下で蠢くショービズの問題。
アーサーの話というより音楽業界の今を知る作品かな。
音楽が消費される時代になったという人もいるけれど、心に響く音は時代を越えても大切に愛され続けると私は思う。
