きぬきぬ

彼らについてのきぬきぬのレビュー・感想・評価

彼らについて(2014年製作の映画)
3.6
これの原題って‘三人で、行こう!’みたいな気軽さがる。
一組の愛し合う恋人同士がいる。
初っ端登場する彼女の同性の恋人に、そうとは知らずに惹かれる彼氏。彼女の愛人の女性も、友だちだったはずの彼女の彼に惹かれての右往左往。
女と男と女の話になっているけれど、これ女と男と男でも、女三人でも男三人でも、おそらく同じ帰結を迎えるであろう或る意味予定調和的(思っていたとおりだったし(苦笑)な展開。
というのも、恋人同士であるミシャとシャルロット。ミシャもシャルロットの同性の恋人メロディも日常でのストレス含め、心や生活の安定を求めている。
でも彼らを愛してはいてもいまだ束縛を望まないシャルロットにとっては、惹き合わせ良い感じになって好都合。自分の愛する人たちが結ばれるのだから。
それまでこれは裏切りの浮気でないかと感情に振り回されるミシャにフェリックス・モアティ(とってもハンサム!)とメロディのアナイス・ドゥムースティエがとてもチャーミング!コミカルさもあって良い。
美貌で運命を司る女のはずのシャルロット/ソフィー・ヴェルベークの影が少し薄くなってしまうのが残念。

しかし想定内の展開だっただけに、スリーサムまでそんなに引き延ばしますかーって感じでしたわ(苦笑

 
きぬきぬ

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