殺る気なマックス

トランスバトラーの殺る気なマックスのレビュー・感想・評価

トランスバトラー(2007年製作の映画)
3.2
一部激安合成やCGが入ることに目を瞑れば
普通に楽しめる良作B級SFアクション

【概要】
2021年地球に飛来した異星人「バラン」の攻撃により世界は荒廃していた
地球に降り立ったバランは寝返った人間を改造し「モタノ」として兵士に変え地球侵略に利用していた

そんな中フィリピンのとある地にて
生存者は「パライソ」という集落を作り密かに生活していた

しかしパライソから飛び出し帰れなくなった子供達がモタノ達に見つかり襲われてしまう
そんな中パライソの兵隊長であるクリスバル達に助けられ難を逃れる

しかしその際バラン達にパライソの存在を知られてしまい狙われる羽目に…


【感想】
低予算が故にえらく粗いシーンはあるし
作品のレベルに合わせて知能指数下げてみていても
流石にそうはならんやろ展開が炸裂したりとツッコミせずにはいられないシーンはあるものの
楽しめるイベントやアクションが割と多く暇せず最後まで見れる

また、小物やロケーション
VFXとうまく組み合わさた特殊効果等
低予算の中での努力を感じぜざるを得ない良い所もあり評価せずにはいられない
特に敵が撃つビームライフルの当たった箇所はちゃんと火花散らしたりと見せ場をしらけさせない工夫が👍

エイリアンであるバラン達のデザインも良かったし
バラン側の巨大なアーマー着せたミイラ顔みたいなバケモンもよかったし
それに対抗するための人間側のロボットも種類も多様で良かった
欲言えばロボットわざわざ複数種類出すならそれぞれ見せ場欲しかったなと言うとこだけどまぁ、しゃーないか

ただ後半の話で個人的に衝撃だったのは
「バラン」がアメリカ、ヨーロッパ、中国などでボコスカ負けていて
実は地球から追いやられていてあまり支配地域ももうそんなないと言う事実が判明したところかな💧

世界規模の襲撃してきてるはずなのにフィリピンのさらに一部地域の集落に向けて「バラン」が総戦力で向かってくるみたいになって「えぇぇ⁈💦」と困惑してたけどまぁ、ある意味納得

低予算で大きな規模の話は無理ww
だけどこの手のSFアクションやりたいとなったらこんなノリの方が気楽に見れていいかもわからんなと自分の中で腑に落ちたので👌

個人的に好きなとこは
ロボット対決と両腕にキャノンとガトリングつけた安物アーマーでパライソ襲撃してきたバラン達を撃ち倒すシーンなどかな…
そのほかにも楽しめる箇所は多々あったしとりま個人的には良作の部類