真っ黒こげ太郎

トランスバトラーの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

トランスバトラー(2007年製作の映画)
4.0
「我々は逃げない!」

「僕は逃げる!」

「最後まで戦おう!」

「そうだ!僕の分まで!」

お前も戦えや!wwwwwwwwwwww



近未来、凶悪エイリアン"バラン”の大群が地球に大襲来!!!
人類は敗北し、世界は荒廃。
辛うじて生き残った人々は“パライソ”と呼ばれる街でひっそり隠れながら暮らしていた。
しかし、ひょんなことからパライソの場所がバラン達にバレてしまう!
だが町の兵士長のクリスバルとその仲間たちは、極秘プロジェクトと称してバランと戦うための秘密兵器を開発していた!

秘密兵器の正体は、廃材を利用して作られた、パワードスーツだった!
クリスバルはパワードスーツに乗り、襲いかかってきたバランの軍勢を見事撃退する!

クリスバルはパライソの仲間たちと共に、バランとの全面戦争に臨むことを決意する。
一方、今回の敗北でトサカにきたバラン達も、本気でパライソの人々を叩き潰す準備を始めた。
今、パワードスーツとロボット兵器が大激突する、最終戦争の幕が切って落とされる!!!



懲りずに「トランスフォーマー」スピンオフ公開に便乗して(爆)、便乗作をレビュー!!!
なおジャケのロボットですが、こんなコンボイ的な見た目じゃありません!!!wwww
今回はなんと、フィリピン製のSFロボットアクションです。
(エンディングの曲も思いっきりフィリピンの言語で歌ってますw)


ハッキリ言って、本作は結構粗まみれだったりする。
味方の一人がが裏切る理由が凄くしょうもなかったり、登場人物の心変わりが激しすぎたり、敵の母船に簡単に入り込めすぎとか、短期間で強いロボット作りすぎとか、エイリアン軍団やラスボスが弱すぎだったり、そもそも主人公が小太りでリーマン風なオッサンだったりとお話は突っ込み所満載。

アクションもモッサリしまくりで、銃撃の音もメッチャショボい。
内容も「マッドマックス」やら、「マトリックス」やら、「スターウォーズ」やら、「エイリアン2」やらの一部をそのまんまパクって混ぜまくったような内容で、物凄い既視感に襲われる事間違いなし!www

しかし、これが意外と酷い出来ってわけでもなかったりする。
寧ろ、今までのコンパチ「トランスフォーマー」の中ではぶっちゃけ一番楽しめた!!www

何と言うか、このごった煮感が昔のVHS時代のSF映画っぽくて、楽しかったりするのだ。
パクって混ぜた作品が見事なまでに90~80年代作品なのも見事にツボを突いている。

前記のアクションも動きはショボいが、装甲車とのチェイスシーンやら字電車やスケボーでチェイスやら、ロボアクションやらロボ対エイリアンやらと、アクションのバリエーションが多く、中々楽しめた。

正直、出来自体はムチャクチャ荒いが、良い感じのVHS的雰囲気や、ドンパチのバリエーションの多さもあって、個人的には結構楽しめた。

評判はあんまり良くないが、ドンパチ成分は多めだし、色々とツッコミ所満載でネタ映画としても楽しめると思う。

俺は結構好きだぞ!「トランスバトラー」!