熱風の作品情報・感想・評価

「熱風」に投稿された感想・評価

霖雨

霖雨の感想・評価

3.4
好きだけどイラつく

発達遅滞

小さな集落でみんな顔見知り

警察は村人ではなく第三者
村人の肩を持ちそうな保安官とか駐在さんだとまた違った展開になりそう

犯人はわからず、村人みんな怪しい、みたいな結末かと思いきや違ったのは良かった

車の後ろから追いかけられて、勝手に荷物運ぼうとしたり、家の中見せてとか言われたら怖い。しかも小さい子がいたら尚更
全部が彼のやったことかはわからないけど、実際にやってることもあるから怖い
mono

monoの感想・評価

4.0
この映画観て村の人たちに感情移入する人の方が多いんじゃないかと思った。
あんな全力で車追っかけられたりしたら
怖い気持ちは普通の事で
(私だったら3歳の娘と共に泣いちゃうかも)
ただ、人から聞いた話すらもそれを100とする人間の弱さ。
どうすれば、ジョゼフは殺されなかったのか。
どうすれば、共に生きていけるのか。
それって、この映画の中の話じゃなくて
全ての人が考えるべき問題であるべき。
そして私は、この村にいても
彼を差別的な目で見ないでいられたのか。
かなり良い映画だったよ。
yuki

yukiの感想・評価

3.3
挙動不審でトラブルメーカーなジョゼフは、あらゆるトラブルの犯人だと疑われ、村の住人達から目障りに思われている。井戸の水を汲み上げるポンプが無くなったり工具が盗まれたりし、当然に彼が疑われるものの証拠が無い。ある日、老婆をレイプしようとして逮捕されるジョゼフだが、すぐに釈放されたことから住民の怒りは頂点に。
Skankhunt42だと疑われ友人に電子機器を破壊されたカートマン(byサウスパーク)みたいな話で、私刑の愚かさを揶揄し推定無罪の原則を説くのだが、ジョゼフのイノセントな部分があまり見えてこないのでテーマ消化不良な印象。そこがリアルで、だからこそ問題になり得るのだけれど。
kirito

kiritoの感想・評価

3.2
【日照り】

田舎・村の怖さ。
雨も降らずうだるような暑さという設定だが、景色を見てると日本と違って湿度は高くなさそうですごしやすそうだなとか違うことを考えた。

ジョセフという青年が村に帰ってくる。ある日起きた窃盗事件を皮切りに村に起こる出来事はジョセフのせいだという風潮が徐々に高まっていく、そしてある大雨が降った夜ジョセフは何者かによって殺される…

このプロットは「楽園」(2019)と同じだね。こっちの映画の方が早いけど。

「悪いやつじゃないけど一緒にいるのは嫌い」というセリフ。わかる。そういうタイプの人間って身近にもいるよね。
発達障害かどうかは置いておいて、なんでそういう行動や発言をしてしまうのだろうというタイプ。

この映画では警察だけは「第三者」として機能していてよかった。警察すら村人と同じ視点では正義はない。

「あの子が犯人だ」「あの子しかいない」。犯人をやってそうと思わせる人に責任を押し付けるのは時として楽だ。悪意のはけ口になるから。
けれどもそれは正しくはないと知るべき。
最近流行の自粛取締自警団もそう。

何かが起こりそうという不安な空気感は好き。

※あとデブな人が多く、視覚的にも暑い。
よりによって黒い服着てるから塩ふいてるのもわかるし…

2020.5.16
ジャケで最初アニメかと思った。鑑賞後『母なる証明』に類似してるなあとジワジワきた。
友達の輪っかから外れて、"普通"じゃない人。本当は純粋無垢なだけだけど、傍からみたらちょっと頭のネジが外れているように思える人。前半はそんな彼・ジョゼフに無限のイラつきを覚える描写に対して、干し草を食べている牛以外に落ち着きを覚えることのない不穏な雰囲気。村の人たちは日照りに困ってポンプを購入してなんとか切り抜けようとしている。子供たちの企みと大人たちのフラストレーションが一気に爆発する瞬間、事件が起こる。もはや後半は誰も信じることが出来ない。天使の人形が悲しく祝福しているシーンはどことなく宗教的価値観を彷彿とさせた。

ちょっと話は逸れるが、"ムラ"の怖さでいえばコロナ禍の日本にも当てはまるだろう。ウイルスとは無関係だが、この作品は観ておくべきかもしれない。

猛暑の夏。平穏な田舎の農村。しかし村を出ていた若者ジョゼフが父親のもとへ戻ってきたことから、村人たちの日常が脅かされはじめる。気性が激しく、トラブルメーカーのジョゼフ。村人たちは、災いは全て彼の仕業だとして、ジョゼフを非難する。そんなある日、そのジョゼフの死体が、自宅の中庭で発見される…。
O2

O2の感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

閉塞感漂う小さな村で、
それぞれの人が抱える問題の
捌け口・標的にされたジョセフ。
観てる方まで、もしかしたらジョセフがやったのでは、、と思ってしまうくらいの同調圧力は恐ろしいと思いました。
大多数の人が「正しい」と言ったら、それが「正」になってしまうのは日本の社会も同じ。マイノリティが尊重される世の中は如何様にして実現可能なのだろうか。
自分の価値観を見直すきっかけとなりました。

このレビューはネタバレを含みます

ある長閑な田舎の農村に、なにかと問題を起こす青年ジョセフが帰ってきた。それから小さな事件が重なり、村の人たちはジョセフを犯人と疑う。。。

ジョセフの幼稚な振る舞いは発達障害によるものであり、悪意とは無縁の無垢な存在であるのに対し、一見、穏やかそうな村の面々は閉鎖的な小さな村の生活に窒息しそうなくらい息苦しさを感じていて、その腹の中は黒い感情が蠢いている。

猛暑による作物の不作と、其々の思惑の不協和音が齎す不寛容の伝播が、不穏さと共に描かれる。
警察の登場により客観性が生まれ、村人同様に観客ですら偏見を持たされていた事に気づかされる。
どこか聖書をモチーフにしてるような感じがするのは気のせいか。
emiri

emiriの感想・評価

3.8
ジョセフを見るたび、彼の好きな音楽がかかるたび、緊張感がわきおこってくる

彼の友達が言う「好きだけどイラつく」という言葉にとても共感を覚えた
でも、彼がいいやつだったのか悪いやつだったのか、大事なのはそこではない気がした

小さな村という閉鎖的な空間の中で、いかに人々の心が周りに左右されやすく、いかに硬くて脆いものなのかを観る者に突きつけている映画だと思った
みゅー

みゅーの感想・評価

3.3
myFFF(長編)

ただただ雰囲気が個人的に好みな映画。

青年ジョゼフが村に戻ってきて、徐々に何かがおかしくなっていく(気がする)お話。

ジョゼフは少し変わっていて、害があるかと言われるとそうではないかもしれないけど、一緒にいたいかと言われるとそれは違う。そんな存在で、同世代の人達からも邪険に扱われがち。

そしてそれは同世代からだけではなく、その村の人々からそういう扱いで、なにか壊れればきっと彼のせい、そんな風になりがち。

私もちょっとした田舎に住んでいるので似たような感覚が分かってしまう。
結局原因が彼にあることで、ある意味の安心感を求めている。
ただよくよく考えてみると…あれ?となってしまうし、警察のシーンを観ているともっとあれ?となる。

何か起きるんじゃないか…と割とずっと思わせる雰囲気の映画で、なんとも言えない緊張感や田舎特有な閉塞感が味わえた。
ゆ

ゆの感想・評価

3.5
終始見入ってしまった。ジョゼフにも問題はあると思うしずっとそういう目で見ていたけど、彼が亡くなってからは村人たちの偏見に満ち満ちた思考や言動にもかなり問題があるように感じられた。
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