古池

ドラゴンの最期の古池のレビュー・感想・評価

ドラゴンの最期(2015年製作の映画)
3.7
「親として適格という証明が欲しかっただけよ」

母の延命治療を止めてからの、三兄弟(長女、長男、次女?)の十日間。
いや、十日たっていないのか…
母との確執が徐々に語られていきます。が、具体的に、どんな酷いことをされた。とは、語られないので、そりゃ、仕方ないね!とは、簡単にどの人物にも感情移入させないつくりのようにも。
長女、一見、冷たそうだけど、自分の力で頑張ってきたんですよ。私は、長女を責められないですね…。
相容れないように思えた姉と弟が、あるきっかけで、わずかに距離が近づいたような、あのシーンの静けさは良いですね。
短いながらも、なかなか考えさせられました。
古池

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