ちろる

日曜の昼食のちろるのレビュー・感想・評価

日曜の昼食(2015年製作の映画)
3.5
ジャンの日曜は憂鬱な日曜。
昼食で実家に戻ると親戚中が集まってぺちゃくちゃぺちゃくちゃ、ジャンを質問攻めにする。

LGBTQのジャンにとって探り探りの質問に苛立ちを隠せない。
理解のあるふりして、どこか腫れ物に触るような女性陣の態度が余計居心地を悪くさせる。

とにかくジャンの視線から見た版画?のような絵が目まぐるしく動いてアートとしてはとてもユニークでおしゃれ。
ジャンの声がとても早口で、しかも結構人物を描写する表現がとてもトリッキーなので、字幕読みながら理解するのに時間がかかってしまう時もあった。
人間みんな複雑、見た目や、話している事なんてその人間の氷山の一角に過ぎないのかも。
「たかが世界の終わり」の大事な部分削ぎ落としてシンプルにしたらこれになるのか?
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