彩プロだから地味だけど、かなり良質なデンマーク産実話ベース戦争映画
ラストに兵士たちのインタビューが挿入されていて、なんとも苦しい気持ちになる。
戦車相手に自転車部隊って……
これで良かったのかもしれない。
でも、もっと早く何とか出来たはずなのに。
助けられたはずの命なのに。。。
デンマーク、ユトランド南部。
1940年4月9日、ドイツ軍が奇襲をしかけてきた。
サン少尉率いる第4中隊第2小隊は、増援が来るまでドイツ軍を国境付近で食い止めることに。
しかし、こちらが自転車部隊であるのに対し、ドイツは戦車と機械化部隊。
増援も期待出来ず、後退するしかない少尉たちは……
史実なのでネタバレありです↓↓↓
小さな村で最後の抵抗をしていた少尉たちだが、結局弾薬も尽き、降伏することに。
そこへドイツ軍がやってきて
「政府は数時間前に降伏したのに、何故お前たちは攻撃してきたんだ」
と。
えぇ………。。。
連絡不行き届き。
少尉が頭の良い人なので降伏したけれど、これアホだったら最後まで戦って全滅してたよなぁ。
市民たちに全然危機感が無いのも驚きましたね。
軍隊が来てバタバタしてるのに、野次馬に来て、なんなら子供が牛乳売ってるとかw
まさか攻めてくるとは思わなかったのか?
デンマークについてはこれまたあまり知らなかったので、これをきっかけに色々と調べてみようと思います。
映画としては、戦闘シーンより兵士たちの会話が多かった。
が、緊張感もあったし、それぞれの思いもきちんと描けていて、退屈はしませんでしたよ!
もう少し1人1人ゆっくり知りたかったけれど、これくらいが丁度『アンノウン・ソルジャー』みたいで良いのかも。
彩プロもたまには良作あるよね☆