サーフ

パニック・イン・テキサスタワーのサーフのレビュー・感想・評価

3.1
1966年にアメリカで実際に発生した銃乱射事件「テキサスタワー乱射事件」を題材とした作品。主演はカート•ラッセル(めっちゃ若い)。

カートラッセル演じる事件の犯人ホイットマンと1人の警察官ラミロ、それぞれの物語を交互に展開していく構成。
やるかたない日々を送りながらも警察官としての信念を持ち事件に立ち向かうラミロと何故無差別の銃乱射へと至ったのか全く描かれず掴みどころのない人物という印象のホイットマン。2人の人物像はそれぞれ対照的に描かれている作品。

ホイットマンの動機については実際の犯人も動機が分からないまま事件に応対した警察官に射殺されたので「動機が描かれない」というよりは「史実以上の事を描くことができない」ともいえる。

内容としてはアクション要素は薄く、実際の事件の流れに基づいた再現VTRのような作品に近い。
それでもラストの犯人と警察官との攻防は緊張感伝わってくるしハラハラドキドキさせてくれる。
サーフ

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