まっどまっくすこーじ

シング・ストリート 未来へのうたのまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

4.8
≪80's ROCK&POP!! ≫

オンライン試写会にて鑑賞。
ワォ!! 吾輩は試写会と名が付くものは初めてナリヨ(///ω///)♪

舞台は1985年のアイルランドのダブリン。

主人公のコナーは家の事情でシング・ストリート≪SYNGE STREET≫高校に転校します。
早速いじめられたりしますが、ダーレンという友だちが出来ます。
そのダーレンと歩いていると、イカした女の子をロックオン!!(*^^*)

その娘(ラフィーナ)は自称モデルだというのでコナーは思わず、まだその時にはありもしない自分のバンドのビデオに出てみないかと誘ってしまいます。

よし、こうなったらバンドをすぐ組むしかない!!
ということでダーレンをバンドマネージャーにして、そのダーレンのコネクションで楽器のマルチプレイヤーのエイモンを加入させ、あとはトントン拍子にメンバーが集まります。
そしてバンド名は≪Sing Street≫に決定!!!

ここら辺のテンポのよさは小気味良くてナイスです!!(*^^*)

あとはご覧になってのお楽しみですが、とにかく流れる曲がイイ~んです!!!(σ≧▽≦)σ♪♪

デュラン・デュラン
クラッシュ
ザ・キュアー
モーターヘッド
ホール&オーツ
スパンダー・バレエ
ザ・ジャム
and more…

そして≪Sing Street≫のオリジナル曲がまたイイ~んですよ!!!ヽ(´▽`)/♪♪♪

これぞ80'sという感じで、しかも今ラジオから流れてもおかしくないキャッチ一な楽曲ばかりでした。

≪Sing Street≫の曲は実際はプロミュージシャンが演奏しておりますが、ヴォーカルだけはコナーを演じているフェルディア・ウォルシュ=ピーロが歌っております。

ウォルシュ=ピーロくんはオーディションで数千人の中から選ばれたということで、劇中では最初はピッチが外れるくらいたどたどしい歌いかただったのが、段々メチャ上手になっていくのを自然体で演じておりました。


監督・脚本は「はじまりのうた」のジョン・カーニー。

実は本作はカーニー監督の自伝的作品のようでして、実際にカーニー監督はシング・ストリート(実際にあるらしい場所)の高校に転校した経験を持ち、コナーと同じようにバンドを組んでいたということです。

その後、プロのベーシストとして音楽の道を進んでいたカーニー監督の、音楽に対する真摯さが伝わってくるような脚本でした。

コナーとエイモンが二人で曲を作っているシーンが何回かあるのですが、1985年前後にはバンドを組んでいた私としては思わず懐かしさに胸がキュッとなりました。

そして本作で一番お気に入りのキャラがコナーの兄ちゃんであるブレンダン。
音楽狂いのブレンダンはコナーに様々な助言を与えます。
その中で名言なのが…

「Rock'n' Roll is a Risk !!!」
≪ロックは覚悟を持て!!≫

ブレンダン役のジャック・レイナーは今後が気になる役者さんでした。
本作の役作りでは、ピンクフロイドのギタリストであるデヴィッド・ギルモアを意識していて好感が持てました(*´ω`*)

あ、ブレンダンの格言をもうひとつ…

「フィル・コリンズを聴く男に女は惚れない」…(笑)


80'sに青春していたアラフォー世代の方々のみならず、その世代の子供である現代の若い方たちにもお勧めの一本です!!

なんなら親子連れで観てくださいませ~♪(*´∇`*)


追伸
本作のTV用CMで、試写で観た人のレビューの中から数名の感想が映るのですが、私のこのレビューからも一言が使われていてビックリ‼😲
それをフォロワー様から教えて頂いたのですが、知らなかったら一生気付いていなかったなぁ…(笑)