vee

シング・ストリート 未来へのうたのveeのレビュー・感想・評価

5.0
さすが、ジョンカーニー監督でした。
始まってからずっとこの映画の世界に浸っていたいと思わせてくれる作品。

兄さんに「コピーバンドで女を口説くのはダサい」と言われ、必死で作り始めた音楽が映画の中でバンバン流れる。
変な衣装やら化粧をしだすんだけど、正直ダサい。曲もダサい所もあるんだけど、そのダサい事を全力でやってるからすごく良い。10代っぽくて最高。

あとジョン・カーニー監督は音楽だけでなく、家族との微妙な関係描写も上手。コナーは兄さんを尊敬しているんだけど、その兄さんはカレッジドロップアウトで劣等感アリアリ。両親は離婚寸前で、息子のことなど全然気にしてないなど、問題山積。そんな中健気にバンド(あとラフィーナ)に熱中していく主人公に、気づいたらかなり共感してました。
vee

vee