Kento

シング・ストリート 未来へのうたのKentoのレビュー・感想・評価

5.0
Once,Begin Againに次いで3作目の鑑賞

前作のBegin Againでは音楽が好きな人にとって最高の作品であり、
今作はバンドを経験した事がある人間にとっては最高の作品だと思う

John Carney監督の紡ぐ作品の普遍のテーマとして"音楽に救われる人々"が描かれているように感じていて、

特に今作は自分達でクリエイトした楽曲で繋がりたい人やコミュニティといったものから信用を得て、結びつきを作っていく過程が丁寧に描かれていて、

主人公達がその辺に居そうな少し拗らせた学生から音楽家として目覚め進化していくその描写がとても心地良かった。

個人的に面白かったのが
最初のコピーバンドの下手くそ風に演奏している場面で間奏入って走ったり楽器陣の拍子が各々あってなかったりっていうバンド始めた時あるあるにリアリティがあってさすがだと思いました...

そのデモテープをお兄ちゃんに聞かせてShit連呼されるのも笑えた。
Kento

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