misa

シング・ストリート 未来へのうたのmisaのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

案の定でしたとしか言えない、、

いろんな音楽でてきたのは聴いてて楽しくはあったけど、で?ってかんじで別にこんな感じの映画五万とあったしそれらと比べて何かが秀でてると思わなかったしストーリーテリングも弱いしサブカル系エンタメって感じでした。


あーONCEの衝撃はもう味わえないのね、、


この監督はいつも同じようなストーリー展開で(なにかしら報われない、パッとしない主人公が音楽によって成功していく。おもにレコーディングを通して変化の過程は描かれる。)これは三作目なわけだけれど、ONCEは、ダブリンの街で売れないストリートミュージシャンをしていた男性が道で演奏している時に女性と知り合って1つの曲を共に演奏する過程を丁寧に描くことで親密になっていく様子を描写してて、その中でお互いの"陰"が垣間見えて、それを音楽で埋め合わせていく、っていう映画だった。この映画の良さは、ダブリンっていう実際にストリートシーンがとても熱い場所をとりあげてストリートの思想やシーンを基盤にしてたことと、2人の"陰"を垣間見せながら1つの曲を何度も登場させることで個人的な問題は解決するわけじゃなくてもその曲によって互いを分かり合えていくっていうことを一番にかつさりげなく提示出来ていたことだと思う。


二作目のはじまりのうたとこの映画は結局音楽っていいよね!を言いたいだけで、それをストーリーで描くんじゃなくて技術で補完しようとするから音楽のもつ力、みたいなものがファッション的にしか描けてなくて共感できないし、共感を求めないアート的なタッチなわけでもないから、もーひどい。こーやって音楽やってるぼくわたしかっこいいっしょ?!にしかみえない。
映画館でみると音はいいし音楽自体はかっこいいからなんか楽しかった気になってべつに否定するところもないしなーっていう感じで高評価が多いのかな、、
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