Jem

シング・ストリート 未来へのうたのJemのレビュー・感想・評価

5.0
両親の関係が上手くいかず、家庭環境も上手くいかない。無理に転校させられたコナー。彼の楽しみは兄と見るロンドンのMTV。ある日出会った女性に一目惚れし、「バンドのPVに出ないか?」ともちかける。

中途半端な気持ちで生きてきたコナーが兄の影響を受け音楽にのめり込む。一目惚れした女性の気を引くためにバンドを結成という理不尽な理由だったが次第に自分の居場所を見つけ広い世界へ飛躍する。最初はダサくひ弱に見えるコナーだったが音楽を通して大きく成長する。学生の今にはドンピシャすぎる夢や友人関係・恋を描く青春映画。兄弟愛にグッとくる。ラストのメッセージ。泣いた。

80年代のUKロックナンバーにノリそしてオリジナル曲には思わず涙。あらゆる場面に散りばめられた社会的メッセージが魅力的な音楽にかき消されるほど。
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