こナツ

シング・ストリート 未来へのうたのこナツのレビュー・感想・評価

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ただの最高でした。

80'sの音楽とファッションにあふれたポップな青春ミュージック映画。
音楽好きの男の子が一目惚れした女の子を振り向かせるため、なんともイケてない仲間と最高にイケてるバンドを組むお話。

音楽ネタやユーモアもたくさんあるのに、歌い始めると一曲ごとに男の子がどんどんセクシーにかっこよく見えてくる魔法。

爽やかと苦さと夢と現実のごちゃまぜ。
ただ楽しいだけじゃなくて、問題だらけの学校や複雑な家庭環境など音楽だけではどうにもならない現実は、映画の中でも"ちゃんと"どうにもならない。
でもこれが人生だ!ってコナーが歌う。

忘れたふりをし続けている投げ出しっぱなしのあれやこれも、全部カットして映画みたいに素敵で楽しい瞬間の連続にできたらいいけど、そのたまにしかこない一瞬のために生きていると考えると、なんと贅沢な命の使い方だろう。

やや謎な展開もあったけど、サントラも買ったしBDも買います。
こナツ

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