弟二郎

シング・ストリート 未来へのうたの弟二郎のレビュー・感想・評価

2.2
乗れず。なんでか。1作目の音楽的対話の説得力。2作目の音楽産業批判と小癪なプロット。本作じゃそれらの代わりにニッチな世代向けノスタルジーと10代の疾走感を持ち込んできたけど、これらがいずれも根本的に嫌いってとこじゃないかと自己分析。
インスピレーションの枯渇を懐メロで胡麻化してるようにしか感じられず。世代は近いけど。キュンとくる曲ばっかやけど。どんな世代向けだろうと同世代あるあるは好きじゃないし、一周まわって80年代ブーム狙いだったとしてもなんか小手先感否めず。
あと危機感のないガキの短絡的なシステム批判テイストって嫌いなので。兄貴の独白はツボだったし、ラストの海もよかったけどなあ。でもやっぱちょっとムリ。嫌いとまではいわないけどほぼ好きじゃない。あと最後まで女優がおばちゃんにしか見えないのがこれがもう致命的。
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