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シング・ストリート 未来へのうたのjun2kmのレビュー・感想・評価

4.1
「はじまりのうた」でファンになってしまったジョン・カーニー監督作品。あどけない高校生が、自立していく様子が爽やかに描かれています。何でもかんでもぶつかれ、ぶつかれ!海にだって飛び込んじゃえ!主人公の高校生君、やるやんか!
ボクは高校のとき山岳部に入ってて、その頃、アメリカのヨセミテでロイヤル・ロビンスっていうロッククライマーが活躍してて。彼の「クライミングは芸術だ」という言葉を記憶してます。既存のルートやなくてオリジナルのクライミングルートを開拓することに意味がある!妥協せずにチャレンジすることは、自分が生きる証なのさ!この映画は、それを語っているなぁって思います。
劇中、バンドを始めた弟に、ジャック・レイナーさん演じる兄さん役が熱く語る場面があって。
「上手にやろうと思うな。それがロックだ!」「必死で練習しろ!」「コピーはするな!コピーなんか音楽じゃないぞ!」そんで、「これが学校さ」とレコードのジャケットを叩いて微笑む。ボクは、そんな山登りしてたかな⁉︎
ラスト30分、バンドのプロムでの最初で最後のギグ。始まった瞬間、泣いてもた。そのまま一気にラストシーンへ。あー、こんな終わり方を期待してました。ハートのある生き方を描き切る、この監督は優れ者です。
あ、せやせや。
この映画を教えてくれた友人にお礼しなきゃ!
Thank you!!!
英語で言う必要ないか…。
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