エソラゴト

シング・ストリート 未来へのうたのエソラゴトのレビュー・感想・評価

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・80年代
・UK音楽
・バンド活動

上記3要素が詰まった青春時代を過ごした身としては正にド・ストライクな作品。その為か鑑賞中は常に頬が緩みっぱなし&足でリズム取りっぱなし♪

デュラン・デュラン、デペッシュ・モード、ザ・キュアー、ザ・ジャム…他、自分も主人公コナー同様多感な10代にUKロックの洗礼を浴びせてくれたのは歳上の身内の存在だった。(自分は姉だが)

その時代の情勢や親・兄弟との関係性、仲間との友情や将来への夢…などなど『リトル・ダンサー』を彷彿とさせる場面が幾つも散りばめられていて、改めて自分がこの手の少年の成長物語に弱いことを再認識させられた次第。

「気になる女の子を振り向かせたい!」…至って動機は不純なのだが(笑)、音楽の素晴らしさやバンド仲間達との連帯感、観客との一体感は経験した者ではないと味わえないかけがえのない瞬間ー。しかしジョン・カーニー監督はそんな経験が無い人達にもその状況を映像作品として追体験させてくれる点がいつもながら素晴らしい。



鑑賞中思った事…アイルランドのダブリンのお話なのに何故かU2が出てこない!鑑賞後、気になって調べてみるとコナーとエイモン自体、ボノとエッジがモデルなのだとか…フムフムなるほど!