このレビューはネタバレを含みます
性暴力を受けた女性の再生の物語。ロマンポルノにしては話重ためか。
クライマックスの濡れ場を金魚の水槽越しに映すこのセンス、やはり田中登よ。医者とユキエの心が通っていく様をもうすこしじっくり見たかった…
普通に映画だ!!
"不感症の治療"とかAVだったら馬鹿げた設定にも思えるだろうけど、ちゃんと女性の主体性の回復を描いている。
天井に花びらが浮かぶ、とても鈴木清順的なカットも素晴らしい。
まあ話は超絶くだらない(華道をナメてるでしょ)のだが、編集、カメラワークの意図的なのか未熟なのかの独特のリズムと、お笑い一歩手前で踏みとどまる外連味ある演出で飽きさせない。
裸が入っていれば何でも…
ネコヤナギを毟ってひねりつぶす冒頭から虜に。中川梨絵の眼!白目むいたりひんむいたり、ホラーみたいなのに色っぽいくて不思議。三田村玄と白川和子の足がベッドからそろりそろりと降りてくるとことかやっぱり田…
>>続きを読むムッシュ=田中登のデビュー作。脚本は俺の脚本学校時の先生、久保田圭司氏。
中川梨絵のエキセントリックさはやはり田中登の図式的構図的な映画とぴたり合う。ロマンポルノとしても十分な性愛描写があり、既に優…
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45点
ポルノというよりは、映画的だった。
旦那との愛を育くもうとしているものの
セックス恐怖症は逃れられない女性は
正直可哀想だった。
幼少期に親のHしている姿を見てしまったり、
黒人にレイ…
田中登のデビュー作であるが、サディスティックなエロと外連味は、それほど発揮されていない。
淡白な中川、淫欲の塊の白川、そのコントラストと濡場は見所となっているが、それほど触発されない。
それでも…
「不潔よ!」からの鎌倉で何故か小津をじわりとパロディする田中登はこれが2作目らしい。主人公が想い人のどストレートな精神分析で不感症を克服、股間にコルクを突っ込まれて悶えながら歩く主観ショットの手振れ…
>>続きを読む©日活