田中登はイメージに流れすぎる傾向があって、本作はその典型。「夜汽車があるわ」で見事に転換、夜汽車の場面になるのだけど、ここだけ単に浮いていて、物語上うまく機能していなかったりする。
他にも、イメージ先行であまり意味がない演出多数。ただ、なんだかんだイメージの豊さだけでお腹いっぱいになれるので文句はない。
日活裁判でおなじみ田中真理が主演。目つきが鋭く、かつ可愛い。赤いコートがオシャレですね。
演出0.8
人間0.8
驚き0.7
社会0.6
趣味0.8
※
演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
驚き=斬新さ、意外さ
社会=社会との距離感、倫理観
趣味=個人的な好き嫌いの印象