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コリーナ、コリーナのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

コリーナ、コリーナ(1994年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

意外な展開という訳ではなく、どちらかと言えば先の展開が読めてしまうものの寧ろそれが安心感があり楽しめました。
登場人物達どれもとにかく魅力的で、コリーナは勿論モリーも可愛らしく、お父さんも不器用ながら愛情深いのが伝わってきて素敵でした。
特にコリーナの子供に対する話し方や遊び方が上手で勉強になり、YESの時は鼻を二回触らせて会話のハードルを下げたり信号機での魔法ごっこや、31アイスの話など丁寧すぎず友達のようなフランクな接し方なのも良かったです。
子供の頃に傍に居て欲しかった大人であり、自分自身もこんな大人でありたいと思える理想像で言葉選びなど、何でも楽しく遊びに思わせてしまうのも感心させられました。
コリーナの姉の子供達もニガーと言われてもそれを許し友達だからと庇ったりと、素直さが魅力的で男の子の独特さも笑えて面白かったです。
お父さんの時折挟まる悲しみに暮れる場面は胸が詰まり、モリーがママが居なくなったのはパパのせいだと怒るシーンはどちらの気持ちも想像すると辛くて心苦しくなる程でした。
ただ段々とお父さん自身もコリーナに惹かれていき、後半の二人の関係が進んでいく様子はなんだか心が温まりモリーのようにワクワクしました。
ストーリーとは関係無いものの、挿入歌も良く最後のエンディングの繋がり方も良かったです。
みんながコリーナに惹かれていくのが納得できる、程よく笑えて心温まる作品でした!
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