このレビューはネタバレを含みます
ほとんどお遊戯会レベル。
表現しているのはかなり広い意味での音楽。
風や波や感情を身体で表現する「ごっこ遊び」。特にクオリティが高いわけでも、身体がキレてるわけでもない。言わば低いレベルでの演劇。
音楽は本当は型にはまらず、個性的で、好きなように描き、他の人と組み合わせてハーモニーのように重なり合うもの。
そんな感じだったが、いやいや。
音楽は極めて型にはまったものだ。
ダンスもまた然り。
だから、誰もが共感し感動できるもの。
もしそれを独自性だけで描こうとするなら、それはただの自己満足だ。
この映画を始終取り巻くもの。それが自己満足だ。表現してるのはなんてことない。自分だ。
だが、残念だけど、何かが足りない。たぶんそれはクオリティだ。ただ自由気ままに好き勝手やりたいようにやるのは、狭いレベルでは別に勝手にやればいい。しかし、観ている方は苦痛だ。
スキンヘッドのおっちゃんと音楽の成績が1だったおっちゃんだけが救いだ。
それ以外は正味お遊戯会レベルだった。