ヘザー・グラハム久しぶり
彼女が可愛いだけでストーリーはかなりイマイチ
被害妄想過大なB級以下の残念な出来
製作年月日みるとオースティンパワーズより遥か前の売れてない頃の作品みたいです

“Toughguy”と洒落たセンスで、グローがかかった虚構に収める設定が良い。ロケーション･シーンのキラキラとした色合いによる多幸感。着火点が同じだからか、“バット・トリップ”とよく似た思考が興味深く…。麻薬よりももっとaddictにサスペンス、重い。

ヘザー・グラハムが演じるのは目の前で夫に共にいた愛人を射殺され、自殺された過去を持つ若妻。以来、酒場で居合わせた男とも簡単に寝るような生活を続ける日々。そんな中、何者かに車でつけられたり、部屋に侵入され、殴られるという事件を親友や警察に訴えはじめる彼女。それは失踪中の夫の弟なのか？

ヘザー・グラハムといえばそのかわいさと裏腹の脱ぎっぷりのよさだが、その点をDVDジャケットから期待される向きには今作は失格作。ストーリーのうえでは過激なことをしているが直接的な描写に欠ける。例えばストッキングを脱いであおむけになった男の顔面へ腰を下ろしたり、酔ったガールフレンドと唇を貪り…そして、となると観る方としてはその先を当然期待するわけだが、そのままことのあとのシーンへととんでしまいと、肩透かし感このうえなし。終盤では過激さは違う方面へと向かうのだが。

またDVDのメニュー場面にこれ、制作途中だろと驚く。何しろあまりにそっけないチャプター表示しかないのだ！これには本編以上に驚いた。