すったけ

スリングショットのすったけのレビュー・感想・評価

スリングショット(2014年製作の映画)
3.7
発明家の男のドキュメンタリー。
多くの日本人も知っているセグウェイやファーストと呼ばれる技術とスポーツを融合させた大会を作ったことで知られるディーンケーメンを追った話。
特にこの映画では彼が発明した浄水器について着目している。きれいな水を飲むことができない人は全人口の2割ほどおり病気の原因にもなっている。きれいな水を提供するためには、普通の人だったらインフラを整備しなければならないと考えるかもしれない。しかし彼は革新的な発明をしたのである。普通水を浄化するためにはその汚染された状況に合わせて対応する方法をとらなければならない。しかし彼が発明した浄水器はどんな汚染水もきれいな水にすることが可能な浄水器である。革新的な発明とはこうものを言うのだと思う。
また製品を作ることはできたが供給面が課題だった。そこで提携先に選んだのがコカコーラである。まぁ、最終手段だったとも思えるが、、、
大企業は圧倒的な供給力があるんだからもっと人の役立つことに尽力して欲しいと思った。

水は重要な資源なので有効に活用する必要がある。なのでやはりここで問題になってくるのが家畜だと思う。人間が使う以上に家畜使用され汚染され川へ流される。ハンバーガー一個作るのに2500リットルの水が必要と言われてる。汚染水をきれいな水に変えるのも重要だが水の消費量を抑えるのも大事である。根本的な原因をよく捉える必要があると感じた。

ただ利益になるものを作るのではなく本当に人の役に立つものを作りたいと思った。
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