しゅん

共産主義者たちのしゅんのレビュー・感想・評価

共産主義者たち(2014年製作の映画)
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新しくとられた部分とストローブ=ユイレの旧作5本をつなげた一作。冒頭、なにもない白い部屋の一角に立つ二人の男。その立ち方と、外から聞こえるフランス語の尋問の下品な声が異様で気になる。途中睡魔に襲われたあと、画面に映るのはエジプトの街角を行く人間と自転車を捉えた長回し。『早すぎる、遅すぎる』からの抜粋ということだけど、ほんとに途方もない長回しだ。誰かが落とした手紙(?)を自転車が踏んでいく様子をよく覚えている。最後の最後、顎に両手を当てた女性と木々を映したカットも印象的。
しかし、あまりに断片的にしか感じられないのでまだ全然言葉にできない。
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